仕事帰りの飲み会、いつもはしっかり者の同僚・日奈娇が、珍しく飲みすぎてしまった。
普段は見せない彼女の緩んだ表情、赤くなった頬、そして少し甘えたような声に、ドキドキが止まらない。
「もう、歩けない…」と日奈娇が寄りかかってきたのは、よりによって私だった。
タクシーに乗せようとするも、「もっと一緒にいたい…」と弱々しく呟く日奈娇。
理性と欲望の間で葛藤しながらも、結局、彼女を自宅まで送り届けることに。
部屋に着くと、日奈娇はソファーに倒れ込み、そのまま眠ってしまった。
寝顔を見ていると、普段の凛とした雰囲気とは全く違う、無防備で可愛らしい姿に心を奪われる。
ふと、彼女の肩に掛かっていたジャケットをそっと外してあげると、日奈娇は身じろぎ、無意識に私の手を握った。
その瞬間、抑えきれない感情が爆発しそうになる。
しかし、一線を越えてはいけないと自分に言い聞かせ、葛藤は続く…
翌日、日奈娇は昨夜の記憶が曖昧な様子。
「何か、ご迷惑をおかけしませんでしたか?」と心配そうに尋ねてくる彼女に、「大丈夫だよ」と平静を装う。
しかし、あの夜の出来事は、二人の関係に微妙な変化をもたらした。
その後、日奈娇との距離が少しずつ縮まり、仕事中も目が合う回数が増えた。
そして、ある日、思い切って彼女をデートに誘ってみることに…
酔った勢いとはいえ、見せてしまった彼女の素顔が、その後の展開を大きく左右することになった。
これは、酔態から始まった、二人の秘密の物語である。









