都会の一室、日差しが差し込むリビングで、彼女、日奈娇との時間は始まった。彼女は、あなたの兄の妻であり、家族の一員。しかし、その関係には、言葉にできない緊張感が漂っていた。
初めて会ったあの日から、彼女の美しさに心を奪われていた。上品な物腰、優雅な立ち振る舞い、そして何よりも、時折見せる憂いを帯びた表情が、私の心を捉えて離さなかった。
ある日、兄が出張で家を空けることになった。私は、彼女を一人にするわけにはいかないと思い、夕食を共にすることにした。テーブルを挟んで座る彼女は、いつもより少しだけリラックスしているように見えた。
会話が進むにつれ、彼女は少しずつ自分のことを語り始めた。結婚生活の悩み、将来への不安、そして、誰にも言えない心の奥底に秘めた想い。私は、ただ静かに彼女の言葉に耳を傾けた。
夕食後、二人でワインを飲んでいると、彼女は突然、私の肩に寄りかかってきた。彼女の温もりが、私の全身を駆け巡る。理性と欲望が激しくぶつかり合う中、私は彼女を抱きしめてしまった。
その瞬間、全てが止まったように感じた。彼女の瞳には、戸惑いと同時に、甘い期待が宿っていた。私たちは、互いの唇を重ね、禁断の愛に溺れていった。
この日から、私たちは秘密の関係を持つようになった。兄に知られるわけにはいかない。しかし、彼女を求める気持ちは、日に日に強くなっていった。これは、許されない愛。しかし、彼女との時間は、私にとって何よりも大切なものだった。









